2012年02月13日

日本口腔インプラント学会 関東甲信越支部学術大会


この記事に関する写真は、こちら。

東京医科歯科大学主催の今回の学会。ある教育講演セッションにて座長を務めさせて頂きました。

今回の日本口腔インプラント学会 関東甲信越支部学術大会は、新宿の京王プラザホテルにて開催された。

相変わらず、盛況の学会であり、今、もっとも人が集まる学会で有名だが、私にもお声をかけて頂き、東京医科歯科大学麻酔科の深山教授が講師をなされた「静脈内鎮静とインプラント治療」 と題したセッションで座長を務めさせていただいた。

その日、初めてお会いした深山先生は、とても気さくな方で、そのせいか、とてもやりやすいセッションである。

教育講演という位置づけもあり、麻酔科医として、臨床医に知っておいて欲しいことを、とてもわかりやすく話されたのであった。

少し専門的になるが、歯科治療に強い恐怖感を抱く患者さん方は、その強い緊張が事故を招く大きなリスクになる。不安定な血圧の変化や、強い嘔吐反射もそうである。

そうした反射を抑え、安定したサチュレーションを保つために、全身麻酔や麻酔科医による鎮静は有効な手段である。

一方で、挿管を伴う全身麻酔は、ある意味で侵襲性が高いので、外来で日常的に行う体制を取るのは難しい。

私自身、スウェーデンの大学病院で手術を執刀していたので、手術の半分は全身麻酔で行なっていた過去もある。術者にとっては、全身麻酔はこの上なくやりやすいものだ。

現実的には、外来でそれを行う体制が難しいので、鎮静でこれを代用するとしても、専門医による十分な管理体制が必要である。

やはり、麻酔科医は独立して管理している方がよい。モニターから目を離さずに、サチュレーションやバイタルをチェックしていてもらう必要性があるからだ。

教授は、まず、適応症、禁忌症を含めた概論を説明して下さり、後半では、動画を屈指してビジュアルにわかりやすく説明をされた。

注意点として、胃内容物が残遺すると、嘔吐時の誤嚥により肺炎を引き起こすリスクがあることから、十分な注意が必要であることを強調されていた。

何時間の絶食時間を設定するかは、異論も出てきており、結論づけることが逆にできなくなっているそうだが、様々な視点をお持ちの教授で、総論的で、実にロジカルな講演をなさったのであった。

会場からの質問もたくさん出て、成功裡にセッションを終えたことはほっとした。まさに深山教授に感謝である。

まあ、ボク自身がいっぱい質問を用意していたので、それを言えなかったのが残念といえば残念であったが、あとで、個人的にお答えいただいたので、なにもしない座長、学んだ座長というところであった。感謝でした。

taketo_koga at 14:31コメント(0)トラックバック(0) 
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