2012年10月11日

スタディークラブでの講演 @ ブローネマルク・オッセオインテグレーション・センター




スタディーグループで短時間だが話をさせてもらった。解剖生理学の重要性に関しての講演。

千葉の幕張新都心のインプラント専門医、古賀テクノガーデン歯科の古賀です。今回は、あるスタディーグループでの講演のご報告。

私が所属するインプラントのスタディーグループ、つまり勉強会だが、それはこの一つだけ。尊敬する小宮山彌太郎先生を顧問とするグループで、熱心で気のいい方々の集まりである。

今回、私が話をさせていただいたのは、臨床的な武器としての解剖生理学である。何やら、難しそうだと会員の方々から講演前に印象をいただいたが、そういう大上段に構えた
話ではなく、応用範囲の広い臨床の判断基準としての知識を説明させていただいた。

解剖は重要な学問であるが、もちろん、個人差があり、実に多種多様である。その個人差という難しい問題は、歯を喪失し、しかも、喪失してからの経過時間が長いとその像はさらに複雑になる。

歯を喪失した部分の骨は急速に萎縮を生じる。解剖学は歯学部に入り、最初に学ぶ重要な基礎学問であるが、我々が大学で学ぶのは、健常者、歯科で言えば、歯のある人の解剖を中心に学ぶ。

一方で、インプラント治療で重要になるのは、歯のある解剖だけでなく、歯のなくなった顎骨の解剖である。

このことは重要で、歯をなくした後の顎骨の生理的変化を踏まえ、また、歯があった時の各患者の正常な状況を予測してインプラントは埴立される必要がある。

このような視点に経つと、その生理的変化を整理し、われわれ臨床医が、ある時点で診る患者の経時的変化の過程を意識することは極めて重要になる。

現在、インプラント治療は、当初患者さんたちから求められた機能的な要求に加え、審美的な要求にも応えるように意識されている。

これは必然のことと考える。だが、過剰な審美要求は、不可能な状況もあり、それに無理に迎合的に応えようとしてトラブルが生じたケースが散見されるのも事実である。

よって、臨床でのそうした問題点をいかに見ぬくのか、それがドクターにとっての大切な能力になるが、それは常に解剖生理学の知識が重要な鍵になることを話をさせていただいた。

まあ、肩がこらないように、楽しい、しかし、わかりやすくお話をさせていただいたのだが、小宮山先生の人柄がなすものか、会場は常に和やかであり、お話をしていて実に気持ちが良い。

日本に現在の形式のインプラントを紹介された功労者であるが、同時に、将来の歯科界を憂える、国士のような方でもある。その人徳には、いつも敬服するのだが、年輪を重ねられ、より、人品と気さくさ、親切さが高い次元で統合された感がある。

こうした方が、人生の達人というのかなあ、なんて、あらためて考えさせられるのであった。

taketo_koga at 12:28コメント(0)トラックバック(0) 
インプラント講演 

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